地域おこしのページ
津市美杉町では、地域を元気にしようと多くの個人や団体が様々な取り組みを行っています。お客様を笑顔にする。それを目標に地域で開催するイベントを企画・運営し、スタッフとしておもてなしをする人たち。いつしか自分も笑顔で元気に。美杉町へ移住したことをきっかけに、美杉町の魅力を広めようと活動の幅を広げていく人たち。自然と周りが応援するように。そんな「みすぎびと」たちが創る「みすぎじかん」な取り組みをご紹介します。美杉町内の地区ごとで特色ある取り組み
津市美杉町は、平成18年の市町村合併で津市になる前は美杉村でした。さらに昭和30年以前は7つの村(竹原村、八知村、太郎生村、伊勢地村、八幡村、多気村、下之川村)に分かれていました。いまでも、大字として地区の呼び名(例:津市美杉町竹原)は残っており、それぞれの地区によって文化に特色があります。地区の魅力を活かして地域おこしの活動を行う団体をご紹介。竹原地域活性化協議会
美杉町で最も北に位置し、津市の都市部に最も近いのが竹原です。桜や紅葉の名所である君ケ野ダムがあり、シーズンには多くの人が訪れます。竹原地域活性化協議会では、君ケ野ダム湖畔の梅林の梅を使って梅干し「うめ~ぼし」を手作りしています。昔ながらの梅干しの味を再現しながら、減塩にもこだわり、安心して食べられる田舎の味を提供しています。また、地元の農産物や特産品を定期的に販売する朝市「ちどりの里」や、地元食材で作った蒸しパンや、コーヒーを味わいながらくつろげる交流の場として「すずめのお宿」を運営しています。ご連絡の取り次ぎは、津市竹原出張所(電話059-262-3014)まで八知地区活性化協議会
美杉の木材市場や農協をはじめ、津市の総合支所など施設が集まっており、飲食店やコンビニエンスストアなども揃っているのが八知です。美杉で唯一のリゾートホテル「美杉リゾート」もあり、ここを起点として美杉観光を楽しむ方も多くいらっしゃいます。八知地区活性化協議会では、美杉へ来ていただく方が少しでも楽しい時間をすごしていただけるよう、地元の住民しか知らない魅力的なスポットをどんどんご紹介し、おもてなしのイベントを実施しています。例えば、天然のゴツゴツした岩肌を残す川底がみられる谷川「神河川(このごがわ)」沿いに立ち並ぶ枝垂れ桜、歴史のある石塔と石造りの水船が残り立派な2本の杉の大木「夫婦杉(めおとすぎ)」がその雄姿を誇る※仲山神社(なかやまじんじゃ)。また、神河川の上流へ登っていくとたどり着く桜の名所不動寺など隠れた名所がたくさんあります。神河川では枝垂れ桜並木のライトアップもやっています。※仲山神社(なかやまじんじゃ)は、同名の神社が美杉町内に2か所あります。県の有形文化財「石造水船」があるのは八知地区。無形文化財の「牛蒡祭り(ごんぼまつり)」が開催されるのは下之川地区です。太郎生地域づくり協議会
美杉町でもっとも南西に位置し、奈良県と隣接する西の玄関口といえるのが太郎生(たろう)地区です。倶留尊山と大洞山に囲まれ、四季折々に移り変わる天然の落葉樹林を楽しもうと多くの登山客が訪れます。太郎生地域づくり協議会では、古民家を活用した民宿「たろっと三国屋(みくにや)」を拠点として、美杉へお越しの方のおもてなしをしています。また、泊まるだけでなく田舎暮らし体験(農業体験、里山散策など)をセットにした宿泊メニューもご用意し、地域のスタッフが太郎生地区の魅力をお伝えしています。たろっと三国屋は、ランチタイムにお食事だけのご利用もできます。たろっと三国屋 津市美杉町太郎生2046-4電話059-273-0001伊勢地地域づくり委員会
例年、桜のシーズンには多くの花見客が訪れる「三多気の桜(みたけのさくら)」や、近年大きな盛り上がりを見せる「ミツマタ群生地」、そして山頂からのパノラマの展望と珍しい植物の自生が見られる山※「学能堂(がくのどう)」など、他では見られない自然が作り出す絶景に恵まれているのが伊勢地(いせじ)地区です。伊勢地地域づくり委員会では、地域内の観光スポットをご鑑賞のお客様に楽しんでいただけるよう、案内看板の設置や林道の清掃など、小さなことから少しずつ活動しています。また、三多気の桜とミツマタ群生地の開花情報をこまめに確認し、メンバー自らのホームページにて情報発信しています。三多気の桜開花情報(別ページに飛びます)http://www.ztv.ne.jp/photoms/sakura/midokoro.htm※奈良県との県境に位置する学能堂は、一説によると関西方面では学能堂、三重県では岳の洞と表記するといわれています。どちらも読みは「がくのどう」です。八幡地域活性協議会
八幡地区は、伊勢湾に流れ込む一級河川雲出川(くもづがわ)の源流部に位置する川上地区と、JR名松線の終点である伊勢奥津駅がある奥津地区を合わせたエリアの名称です。川上地区は雲出川の水源となる三峰山(みうねやま)の麓にあり、山岳信仰の霊地として古くは修験者の修行の場とされていた深い山々に囲まれ、夏でも冷たく澄んだ水をたたえる清流が自慢です。美しい清流に棲む川魚「アマゴ」の養殖が盛んで、家族で魚つかみや釣りをしながらアマゴ料理を楽しめます。奥津地区は伊勢本街道の旧宿場町としての景観を残し、林業の最盛期には木材市場が賑わい、名松線によりたくさんの木材を運び出す拠点として、美杉地域の中心的役割を果たしている土地でした。地域のお年寄りにお聞きすると、駅前には映画館やパチンコ店などをはじめ多くの商店が軒を連ね、ずいぶんな賑わいであったことが分かります。八幡地域活性協議会では、美杉町内で開催されるイベントで特産のアマゴの塩焼きを販売したり、街道市を主催して地域の農産物や特産品の販売などを定期的に行っています。多気の郷元気づくり協議会
多気地域は室町時代を中心に、伊勢国司北畠氏の拠点として非常に栄えた城下町であったといいます。また、お伊勢参りの街道として多くの人が往来したという伊勢本街道の宿場町でもあり、随所に歴史的な景観を見ることができます。そんな土地柄か、多気の住民は地元に誇りを持ち、郷土愛の強い方が多いように思われます。北畠館跡庭園のライトアップや、森林セラピーコースになった霧山城跡へのガイドなど、誰に言われるわけでもなく地元住民が協力しています。多気の郷元気づくり協議会では、歴史を伝え、新たな試みにチャレンジし、これからも元気で過ごせる地域を目指して取り組んでいます。 下之川地域元気づくり協議会
津市森林セラピー基地運営協議会
森林セラピーとは、森がもつ力を活用して、心身のリフレッシュを行う科学的根拠に基づいた取り組みです。豊かな森林に恵まれた美杉町は、森林セラピーの効果がある森として認定を受けています。日常を離れ、美杉町の自然の中でのんびりと過ごしてみませんか。美杉町の森「津市森林セラピー基地」について、詳しくは公式ホームページをご確認ください。 公式ホームページ「癒しと健康の森 美杉森林セラピー基地 Healing & Health」https://www.misugi-therapy.net伊勢本街道を活かした地域づくり協議会
伊勢本街道(いせほんかいどう)は、古く大和の国と伊勢神宮をつなぐ街道として、伊勢国司であった北畠氏の本拠となった多気地区を通り、かつては多くの人が利用したといわれています。往時、美杉町は街道沿いに3つの宿場をもち、それぞれ大変賑わっていたようです。伊勢本街道を活かした地域づくり協議会では、今も残る旧街道の魅力を伝え、その維持・保存に努めています。また、伊勢本街道周辺のガイドもしています。ガイドの依頼は観光案内所である「ひだまり」(電話059-212-0168)で受け付けていますので、お気軽にお尋ねください。名松線を守る会
昭和10年から全線開通し、古くは木材の運搬を担い地域の林業を支え、その後は通勤、通学に多くの方が利用したJR東海が運営するローカル鉄道「名松線(めいしょうせん)」。長い歴史の中で幾度と廃線の危機を迎えた名松線は、地域住民の思いと活動によって現在も走り続けています。名松線を守る会という名称の集まりは、これまで何度も立ち上げられ、名松線の危機の際に地域住民を挙げた名松線存続活動を行ってきました。現名松線を守る会は、平成21年の台風被害に始まる名松線の廃線危機に対して存続活動を行った取り組みを契機として、平成28年の全線復旧後も、名松線の利用促進にスライドして引き続き取り組みを行っています。 あなたの周りの「みすぎびと」を教えてください
「みすぎじかん」では、美杉のためにがんばる人を「みすぎびと」として応援しています。あなたの周りにいる「みすぎびと」を教えてください。その方にお話をお聞きし、サイト内「地域おこし」の欄でご紹介します。ちょっとしたこと、変わったアイデア、で~っかい夢、みんなで「みすぎびと」を応援しませんか。